あなたの腰痛度をセルフチェック!悪化を防ぐ対処法
腰痛って少しでも痛かったら病院に行った方が良いの?自分の腰痛の危険度ってチェックできるの?
腰痛の危険度はチェックできます。腰痛の中には半身マヒにつながるような危険な腰痛もあります。自分の痛みや腰痛度を知ることで生活の中でもセルフケアできるようになりますよ。
それでは早速チェックしてみましょう。
以下の質問にYes、Noで答えてみてください。
いくつYesが当てはまるかチェックしてみましょう。
- 食生活は不規則である
- 運動不足である
- 仕事中は長時間同じ姿勢でいる(デスクワークなど)
- 朝起きると腰が重い、または痛い
- ぎっくり腰になったことがある
- 身体が硬い
- ストレスを感じることが多い
- 猫背や腰反りなど姿勢の歪みがある
- 生活の中で腰を気にすることが多い
- 肥満、または太りぎみである
- 腰痛がひどくならないか不安がある
- 腰痛が5年以上続いている
- 腰の痛みで長く歩けない
- 足腰に力が入りにくい
- 脚やお尻にしびれがある
- 安静にしても痛みが和らがない
Yesはいくつありましたか?
腰痛度チェック:1~4個
腰痛は軽度です。
日常生活の中で、長時間立ったり、腰を使う作業を行ったときに腰の疲れが出る程度ではないでしょうか?もしくはほとんど腰痛は出ない方かもしれませんね。
腰痛が気になるようでしたら、軽い運動やストレッチ、姿勢を意識するだけでも解消すると思いますよ。
腰痛度チェック:5~8個
腰痛の強さは中程度です。
腰痛について気になりはじめる時期です。腰痛で日常生活が制限されるほどではありませんが、腰の重みや痛みが気になるという感じではないでしょうか?
腰を使う動作をすると、痛みが強くなったり、運動を行った次の日は腰痛が強くなるという方もいます。
腰痛対策のために腰痛体操を行ったり、マットレスや椅子などの環境を整えることで、腰痛の悪化を防ぐことができます。
この時期はしっかりとケアしておけば、自分でも腰痛は解消できますよ。
腰痛度チェック:9~12個
腰痛が強い状態です。
腰の痛みで外出やスポーツを控えるなど、日常生活に制限が出てくる段階です。好きなことややりたいことがあっても、そこに気持ちが向かいにくくなるほど、腰痛に悩まされているのではないでしょうか?なるべく早く対処していく必要があります。
このくらいの腰痛になってくると、日常生活の中で腰の痛みを考えない日はないというくらい、腰痛を感じることが増えてきます・・・。このような状態が長く続くと、「このまま腰痛が悪化したらどうしよう・・・」など腰の痛みに対する不安から、身体全体を緊張させやすくなって腰痛はさらに悪化しやすくなります(痛みの悪循環)。
身体の緊張が高いため、猫背などの姿勢の歪みも起こりやすく、ほったらかすと椎間板ヘルニアや腰椎すべり症などにもつながります。
腰痛対策としては、自分で腰痛改善体操を続けるだけでなく、整体や病院に通って治療が必要だと思います。特に大切なのは、腰のことを不安に思って使わないのではなく、自分自身の趣味や楽しいことも大切にしながら、動ける分は動いていくことです。
また、朝起きたときに腰痛が強い場合はマットレスを変えるなど、環境も整えた方が良いです。腰痛なんて怖くない!と思えるように、様々な腰痛対策を行ってくださいね。
腰痛度チェック:13~16個
腰痛はかなり強いです。
日常生活に大きな支障が生じてくる段階です。もし、病院に通っていないのであれば、まずは原因を究明することが必要です。
特に「足腰に力が入りにくい」や「脚やお尻にしびれがある」という方は、腰の神経にまでダメージを受けている状態です。早急に病院受診をするとともに、入院や手術を行わなければならない場合もあります。
また、安静にしていても腰痛が和らがない場合は内臓疾患など腰以外に原因がある場合もあります。詳しくは病院に行った方がよい危険な腰痛は?を参考にどうぞ。
しびれや麻痺などの症状が出ている段階であれば、すでに「椎間板ヘルニア」、「腰椎すべり症」、「坐骨神経痛」などの疾患も考えられます。入院やリハビリを含めてのアプローチが必要です。腰痛体操についても、痛くて自分ではできない方が多いので、少しづつできることからやっていく必要があります。
この時期は「普通の生活ができなくなるのではないか・・・」という不安から、気持ちも落ち込みやすくなります。こころもからだも緊張して、疲れを感じやすく、普通の生活をするのも大変です。このような状態にある方は本当に不安だと思います。
でも大丈夫です。今は心配かもしれませんが、腰痛は必ず良くなっていきます。もしかすると、一生懸命頑張り過ぎているのかもしれません。
腰痛は身体の機能だけでなく、こころの状態や考え方でも変わってきます。こころとからだは一緒なので考え方から痛みを変えることもできるのですね。興味のある方は『腰痛が起こる本当の原因は?考え方から変える腰痛対策』を参考にどうぞ。
必要以上に腰痛に不安を感じたり、もう普通の生活はできない・・・と心配する必要はありません!かなり強度の腰痛や10年以上も続く腰痛持ちでも、自分自身の生活や考え方を見直すことで腰痛は少しずつ改善されていきます。
結局、腰痛対策はどうしたらいいの?
腰痛対策には考え方を変えたり、生活の仕方を変えたり、身体の使い方を変えるなど様々な方法があります。腰痛の原因によっても変わってきますが、自分の取り組みやすい方法で対策することが大切です。
腰痛対策には本当にいろいろなアプローチがあります。代表的なものをあげても5つです。
- 身体の使い方を変える
- 考え方を変える
- 生活の仕方を変える
- 身体の機能を治療する
- 環境を変える
腰痛は長年をかけて強くなっていくものです。その原因は生活の中での心配事やストレス、不適切な身体の使い方や動作の癖、姿勢の歪みや生活習慣など様々です。いくつかの原因が重なっていることもあります。
だから、万人に合った腰痛対策法はありませんし、中には変えない方が良い腰痛もあります。腰痛があるからこそ『生活の中の不安に目を向けなくてすむ』という方もいるのです。経験上、腰痛を変えてしまうことで他の問題が出てきてしまうことまであります。
ここでは様々な腰痛対策法について簡単に紹介しますね。あなたに合っているなと思う対策法から試してみてくださいね。
身体の使い方を変える
私たちの身体の使い方には人それぞれの癖があります。その癖が長年続くと姿勢が変わってきたり、腰痛が起こったりするのです。
たとえば、何事にも一生懸命頑張る人ほど、身体にも力をいれて緊張させやすいので腰痛にもなりやすいです。
身体の使い方の癖が腰痛になりやすい人は、その使い方を変えることで腰痛は変わっていきます。そして、面白いことにからだの癖を変えると、こころの癖も変わっていきます。からだの癖とこころの癖は実は同じですので、同時に変わっていくのです。
身体の使い方を変えるためにはヨガや腰痛体操がおすすめです。腰痛体操に興味がある方は腰痛改善体操はやり方が大切。体操で余計に痛める人は?を参考にどうぞ。
考え方を変える
自由で伸び伸びとした考え方をすると腰痛は変わります。
たとえば、『あれをしなければダメ!こんな考え方はダメ!こんなことやったらダメ!』と自分を縛り付けるとこころもからだも緊張してしまいます。ダメ!ダメ!ダメ!と考えては息苦しいですし、からだも悲鳴をあげます。
あれをしてもOK!これをしてもOK!と『OK。と言える枠を広げていく』ことで腰痛が楽になることもありますよ。
私たち日本人は真面目なため、「失敗したらダメ!」や「迷惑をかけたらダメ!」、「一生懸命努力しないとダメ!」と自分に厳しくしてしまいがちです。でも失敗してもOKですし、迷惑をかけてもOKですし、頑張らなくてもOKです。だってにんげんだもの(笑)。
考え方を変えることについて興味がある方は『腰痛対策におすすめの3つの方法!からだ、こころ、環境を変える』を参考にどうぞ。
生活の仕方を変える
好きなことを大切にすると腰痛が気にならなくなることもあります。あなたも好きなことをしたり、大好きな友達としゃべっていると腰痛を感じなかったという経験はありませんか?
好きなことを大切にするというのは、自分自身を大切にするということです。私たちは日ごろの生活の中で家族や友達を大切にするあまり、自分自身は後回しにしてしまいます。その負担が腰にきていることもあります。
もちろん家族や友達は大切ですが、それ以上に自分をいたわり、自分の気持ちを大切にすることで毎日の生活はもっとワクワクしたものになります。いつの間にか腰痛が気にならなくなるくらいに生活が楽しくなる方もいますよ。
身体の機能を治療する
身体の機能が物理的に障害を受けているのであれば、機能自体を治療することで腰痛が変わります。
たとえば、脊柱管狭窄症や腰椎圧迫骨折などは身体の機能そのものがダメージを受けているため、それを変えることで腰痛が変わることもあります。
身体の機能の問題は医師などの専門家に任せた方が良いでしょう。整体師に相談するというのも身体の機能を変えることにつながります。
環境を変える
私たちは1日8時間もマットレスの上で寝ています。そのマットレスがデコボコで歪んでいると、寝ている姿勢が歪んで腰痛になるのは避けられません。
腰痛体操や様々な腰痛対策を行っても痛みが変わらないという人の中には、マットレスが柔らかすぎたり硬すぎて身体に合っていない人もいるのです。
マットレスや椅子などの環境を変えることで腰痛も変わります。興味がある方は『腰痛対策!なぜ高反発マットレスで腰痛が改善できるの?』を参考にどうぞ。
また、環境には職業なども含まれます。座る時間が多いデスクワークや介護職の人は仕事柄腰に負担がかかりやすいです。
腰痛対策まとめ
腰痛といっても対策法はそれぞれ異なります。まずは、あなたに合うと思った腰痛対策から実践してみてくださいね。
腰痛対策についてもっと興味がある方は腰痛対策におすすめの3つの方法!腰痛はからだ、こころ、環境で治すを参考にどうぞ。
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