中反発マットレスは高反発や低反発とどう違う?おすすめは?
高反発マットレスとか低反発マットレスはよく聞くけど、中反発マットレスもあるみたいね。いったい違いは何?
中反発マットレスとは名前の通り、高反発マットレスと低反発マットレスの中間のマットレスです。
高反発マットレスや低反発マットレスは有名になってきました。どっちが良いかで悩む人もけっこういます。
とても簡単に説明すると、高反発マットレスは硬めの寝心地で寝ている姿勢が崩れないため、腰痛や睡眠の質が高まります。一方で低反発マットレスは柔らかい寝心地で身体がマットレスに沈むため身体の一部に負担がかかることがなく心地よく眠れます。
高反発マットレスと低反発マットレスは長所と短所があるので、人によって合う合わないがあります。口コミを見ても高反発が合う人もいますし、低反発が合う人もいます。誰にでも合う完璧なマットレスはないのですね(笑)。
高反発マットレスと低反発マットレスの違いに興味がある方は腰痛対策に効果的なマットレスは?高反発と低反発を徹底比較!を参考にどうぞ。
そして、マットレスは必ず高反発や低反発の2つに分けられるわけではありません。マットレスの硬さはN(ニュートン)という単位で示されています。このN(ニュートン)によって反発力が決まるのです。
ほとんどマットレスにはN(ニュートン)が記載されています。N(ニュートン)は大きければ大きいほど、そのマットレスが硬いことを示しており、JIS規格(日本工業規格という国家規格)で決められた方法で公的機関や製造会社が測定していますよ。
一般的には75N以下のマットレスを低反発マットレス。75~110Nを中反発マットレス、110Nを超えるマットレスを高反発マットレスと言います。
N(ニュートン) | 硬さ |
~75N(ニュートン) | 柔らかめ(低反発) |
75~110N(ニュートン) | ふつう(中反発) |
110N(ニュートン)~ | 硬め(高反発) |
ただ正直に言いますと、私が様々なマットレスを使用した感じではこのN(ニュートン)はあまり当てになりませんでした(笑)。
たとえば、スリープマジックは300Nですが、ウェーブ上のマットレス表面が体圧を分散してくれるため、硬く感じません。マットレスの素材や構造によっても寝心地は変わってくるのでN(ニュートン)は参考程度でも良さそうです(笑)。ただし、同じメーカーのマットレスの硬さを知るためには役立ちますよ。
中反発マットレスの硬さは硬くも柔らかくもない『ふつう』の硬さです。万人受けしやすいバランスの取れたマットレスですよ。
結局、中反発マットレスとか高反発マットレスってどうやって選んだらよいの?
ざっくりと説明すると健康的な方は硬めの高反発マットレスが合います。体重が40kg代と軽かったり、姿勢の歪みがある方は中反発マットレスが合います。猫背で姿勢が悪かったり、腰痛がかなり強いという方は低反発マットレスが合いますよ。
ぐっすりと気持ちよく眠るためには寝ている姿勢が良く、寝返りが打ちやすいということが大切です。
マットレスが硬すぎたり柔らかすぎると腰に負担がかかったり、腰が沈んで寝心地が悪くなってしまいます。
そのため、あなたの身体に合う適度な硬さ(反発力)のマットレス選びが大切になります。ただし、私たちは一人一人体格も異なれば好みの硬さも異なりますので様々なことを考えながら自分に合うマットレスを選ぶ必要があります。マットレス選びで特に大切なポイントは3つあります。
- 体重
- 姿勢の歪み
- 身体の痛み
体重
適切な硬さのマットレスを選ぶときに最も参考になるのが体重です。
たとえば、同じ硬さの中反発マットレスでも体重が50kgの女性と100kgの男性が使うのでは寝ている姿勢は大きく異なります。50kgの女性には合っていても、100kgの男性だと腰が沈んでしまうでしょう。
体重に合った適度な硬さのマットレスを選ぶことが大切なのですね。体重と硬さ(ニュートン)の目安は以下の表の通りになります。
体重 | N(ニュートン) |
40kg | 100N~120N |
50kg | 120N~140N |
60kg | 120N~160N |
70kg | 140N~170N |
80kg以上 | 170N~ |
この表を参考にすると、体重が50kg以上で健康的な方には高反発マットレスが合います。健康的で小柄な(体重40kg代)方には中反発マットレスが合っています。
硬さで選ぶマットレス選びに興味がある方は硬さで選ぶマットレスの見極め方!ぐっすり眠れる硬さは?を参考にどうぞ。
姿勢の歪み
体重は参考になりますが、中には姿勢の歪みが大きいという方もいます。たとえば高齢者のように姿勢の歪みが大きい場合、硬めの高反発マットレスだと腰にかかる負担が大きくなってしまいます。
背中の曲がった部分に大きな負担がかかるため、腰痛になってしまう人までいます。姿勢の歪みがある方は中反発~低反発マットレスが合いますよ。
身体の痛み
腰痛や肩こりがある場合、高反発マットレスで改善されることも多いです。高反発マットレスは寝ている姿勢を整えて腰にかかる負担を減らすため、腰痛対策専用のマットレスとしても人気が高いのです。
高反発マットレスと腰痛対策について興味がある方は腰痛持ち必見!高反発マットレスで腰痛は改善するの?を参考にどうぞ。
しかし、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、坐骨神経痛など身体の痛みが強すぎる方は高反発マットレスだと身体が力んでしまいます。その結果、腰痛が悪化することまであります。
このような身体の痛みが強い方には中反発~低反発マットレスが合うこともあります。
マットレス選びまとめ
マットレスっていろいろな種類があり過ぎて何を選んだらよいのか迷ってしまいます。また、寝心地が良いだけではなく、通気性や耐久性、価格も含めるとぴったりなものを見つけるのは時間がかかります。
マットレスを選ぶときのポイントに興味がある方は高反発マットレスの選び方は?5つのポイントをチェック!も参考にしてくださいね~。
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