寝返りの驚きの効果!高反発マットレスと寝返り体操で腰痛改善
寝返りって健康にとって大切って聞いたわ。腰痛にも効果があるの?
人は一晩で平均20~30回ほど『寝返り』を打ちます。様々な睡眠研究の結果、『寝返り』が少ない人ほど腰痛になりやすいことがわかっています。
実は寝返りを行うことは、とても大切です。
NHKのためしてガッテンでも、寝返りを整えることが腰痛の改善に効果的であると放送されています。人は仰向けで眠ると、腰や肩甲骨など身体の一部に多くの負担がかかってしまいます。
特に腰は身体の中心にあり、内臓の重みを支えるために最も負担がかかります。そのため、筋肉は過度に緊張しやすく、こわばって血流も停滞しやすいのです。その結果、腰の筋肉の緊張や疲労物質&疼痛物質の停滞が腰痛を引き起こすのです。
ためしてガッテンの腰痛卒業宣言スペシャルでは、わざと寝返りが打てないようにする実験が行われました。その結果、腰痛が劇的にひどくなってしまうということが起こったのです。恐ろしい実験です・・・。
興味がある方は、下の動画も見てみてくださいね。寝返りの大切さがわかりますよ。
寝起き腰痛の原因は寝返りの回数!?寝室3大悪ベッドの位置、寝間着、柔らかい枕を解消
寝返りの大切さがわかりますね。実は歳を重ねて筋力が低下したり、身体の柔軟性が落ちてくると寝返りの回数が減ってしまいます。その結果、腰痛が起こりやすくなるのです。
寝返りは腰痛や睡眠の質を高めるために大切なのです。そして、子供の寝相が悪いのは回復力が高い証拠なのです(笑)。
でも寝返りができているか自分ではわからないわよ!
朝起きるときに腰が痛い方や背中の柔軟性が低い方、夜に良く目覚める方などは寝返りがしっかりと行えていないかもしれません。
寝返りをしっかりと行えているかどうか確認するポイントは4つあります。
- 朝起きると腰が痛い
- 背中の柔軟性が低い方である
- 朝起きたときにほとんど動いていない
- マットレスで寝返りが行いにくい
朝起きると腰が痛い
ためしてガッテンで東大医学部の松平浩医師は、「朝に腰痛がある人は、寝返りが少ない可能性が高い」と話しています。朝起きたとき、腰に痛みや重みを感じる方は、寝ているときに身体を固定させている可能性が高く、朝起きた直後には腰がこわばっているのです・・・。
また、このような腰のこわばりは、マットレスによっても変わってきます。柔らかすぎるマットレスや硬すぎるマットレスなど、自分に合わないマットレスを使用していると、腰には過度の負担がかかってしまいます・・・。
背中の柔軟性が低い方である
背中周りの筋肉が硬い人は、寝返りをするために大きな力が必要となります。身体をねじって動かすのことが苦手なため、寝返りの回数も減り、腰を痛めやすくなるのです。
また、身体の硬さは睡眠の質とも関係します。夜中に目が覚める人は、寝返る瞬間に目が覚めることが多いと言われています。身体が硬い人は、寝返りで身体をねじるときに余計な力みが入るため、目が覚めやすいのです・・・。
朝起きたときにほとんど動いていない
つまり寝相が良すぎるということです(笑)。寝返りを頻繁にしている方は、仰向けになったり横向きになったりするため、朝起きたときに体勢が変わっていることがほとんどです。
朝起きたときにほとんど動いていない方は、寝返りの回数が少ないかもしれません。寝相が悪いということは健康な証拠なのです。(周りで寝ている人は大変ですが(笑))
これからは、子供の寝相の悪さにも温かい気持ちでなんとか我慢できそうですね(笑)。顔面かかと落とし以外は!
マットレスで寝返りが行いにくい
起きているときに、普段寝ているマットレスの上で寝返りを打ってみてください。ほとんど力を使わずに楽に寝返りができるという方は、寝ているときもスムーズに寝返りができています。
起きているときにも寝返りが行いにくい人は、寝ているときも寝返りが行いにくいのです・・・。特に低反発マットレスや硬すぎるマットレスを使っている方は、寝返りが行いにくくなります。
低反発マットレスは、ソファーのように腰が沈んで姿勢が歪むため、寝返りがうちにくくなります。また、硬すぎるマットレスは、畳のように腰や背中に圧がかかって痛いため、寝返りのときに痛みを感じてしまいます。
逆に高反発マットレスは、寝返るときにマットレスが身体を押し返してくれる(反発力が高い)ので、寝返りがしやすいです。高反発マットレスを使用していても寝返りがしにくいという方は、身体の硬さが原因となっている可能性があります。
腰痛対策に良い高反発マットレスと低反発マットレスについては腰痛対策に効果的なマットレスは?高反発と低反発を徹底比較!を参考にどうぞ。
寝返りを良くして腰痛を改善するためにはどうしたらいいの?
1番大切なことは身体の柔軟性を高めることです。歳を重ねると身体が硬くなり、寝返りも打ちづらくなってきます。
寝返りを良くして腰痛を改善するために、大切なことは3つあります。
- 身体を柔軟にする
- マットレスを変える
- 枕を変える
身体を柔軟にする
最も大切なことは、身体を柔軟にすることです。ためしてガッテンでも実験の結果、身体を柔軟にすることによって寝返りの回数を増やすことが可能となっていました。
特に以下の体操は身体の柔軟性を高めるために大切です。
実は腰痛体操として有名な『マッケンジー体操』と同じなのですが、ためしてガッテンでは寝返り体操として紹介されていました(笑)
腰痛改善体操(3分51秒)
体操のポイントは、息を吐きながらリラックスして行うことです。体操はやり方次第で効果がかなり変わってきます。
体操を行うと腰の痛みが強くなるという方もいますが、それはやり方が間違っているかもしれません。そんなときはより楽で気持ちよい体操の仕方を気にするだけで効果が随分変わります。
正しい体操の仕方について興味がある方は腰痛改善体操はやり方が大切!腰痛体操で腰が痛くなる人必見!を参考にどうぞ。
マットレスを変える
どんなに身体が柔らかくても、マットレスが身体に合わないと寝返りは打ちにくくなります。特に腰痛の方は、高反発マットレスの中でも寝姿勢が正しく、寝返りが打ちやすいように工夫されているものを選ぶことが大切です。
柔らかいソファーや硬い畳の上で寝ると、どんなに身体の柔軟な人でも背中が凝ってしまいます。私たちは、1日の内で3分の1の時間をマットレスの上で寝て過ごしています。ですから、マットレスの質は寝返りや腰痛だけではなく、睡眠の質や健康にとっても大切ですよ。
整体や病院でいくら腰痛を治しても、毎日使うマットレスが合わなければ、結局は元通りの腰痛になってしまうからです。
腰痛に良いマットレスに興味がある方は腰痛対策に良い高反発マットレスランキングを参考にどうぞ。
枕を変える
枕についても寝返りが行いやすいものと行いにくいものがあります。最近は、寝返りしやすいように工夫されているものも多く、高さを自分で調節できるものもあります。私の場合、枕はタオルを使って寝返りがしやすい高さに調節しています。
寝返りのしやすい枕の高さは、だいたい3cmくらいと言われていますが、肩幅によっても変わってきます。
枕について興味がある方は高反発マットレスに合う枕選びのポイントは?を参考にどうぞ。
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