高反発マットレスと低反発マットレスの違いは?選び方はこれ!
最近は低反発マットレスよりも高反発マットレスの方が人気みたいね。高反発と低反発って何が違うの?
高反発マットレスは弾力性があって身体をしっかり支えます。低反発マットレスは身体が沈んで包まれているような寝心地になります。それぞれ長所と短所があってどちらが良いとは言えませんよ。
寝心地で説明すると高反発マットレスは硬めで弾力性が高く、身体がしっかりと支えられている感覚があります。なかなか説明しにくいのですが、「ポヨ~ンと弾む畳の上に寝ているような感じ。」です。伝わりにくいですね(笑)。
腰や背中も沈まないので寝返りがしやすく、朝はすっきりと目覚める感じがありますが、硬すぎると腰や背中が痛くなって眠りにくいですね。
逆に低反発マットレスはふわふわで柔らかくて身体にマットレスが馴染んできます。身体を優しく包んでくれるので負担がかかりませんし、「ふかふかで柔らかいソファーに寝ているような感じ。」です。
身体がマットレスに沈む感じがあるのでとても安心感がありますが、柔らかすぎると朝起きる時に身体が凝るような感覚があります。
ちなみにウレタンマットレスの硬さはN(ニュートン)という単位で示されています。これはJIS規格(日本工業規格という国家規格)で決められた方法で、公的機関や製造会社が測定しています。N(ニュートン)は大きければ大きいほど、そのマットレスが硬いことを示しています。
参考:消費者庁
一般的には75N以下のマットレスを低反発マットレス。110Nを超えるマットレスを高反発マットレスと言います。ですから高反発マットレスは硬めの寝心地で低反発マットレスは柔らかめの寝心地というのは間違いありません。
N(ニュートン) | 硬さ |
~75N(ニュートン) | 柔らかめ(低反発) |
75~110N(ニュートン) | ふつう(中反発) |
110N(ニュートン)~ | 硬め(高反発) |
ただ正直に言いますと、私がマットレスを使用した感じではこのN(ニュートン)はあまり当てになりませんでした(笑)。たとえば、マニフレックスは170Nですが、体圧も分散されるので硬く感じません。。
私は様々なマットレスを使いました。それで感じたのは、N(ニュートン)は目安にはなるけど、これで寝心地はわからないという感じです。
高反発から低反発マットレスのレビューに興味がある方は寝ることが大好きな私のマットレスのレビューを参考にどうぞ。
高反発マットレスと低反発マットレスの特徴をまとめると以下のようになります。
高反発マットレス | 低反発マットレス | |
寝心地 |
・背中が伸びて硬めの寝心地 |
・身体が沈んで優しくフィットする |
硬さ |
硬い
|
柔らかい
|
寝姿勢 |
姿勢がまっすぐになる |
腰や胸が沈む |
寝返り | スムーズで楽 | 身体が沈むため少し大変 |
通気性 | 通気性は普通 | 身体と接する面積が広くて蒸れる |
耐久性 | 5~10年もつ | 2~3年もつ |
高反発マットレスも低反発マットレスもそれぞれに特徴があり、どちらが良いとは言えずに好みの問題も大きいと思いますよ。
高反発マットレスの特徴
高反発マットレスの素材には高反発ウレタンや樹脂系素材などがあります。反発力が高いため、身体はしっかりと支えられて寝ている姿勢が整いやすい反面、身体の一部に負担がかかって痛みを感じる人もいます。
低反発マットレスと比べると寝返りがスムーズであるため身体の疲れが取れやすくなりますが、寝心地が悪いと感じる人もいます。
通気性に関してはウレタン素材は蒸れやすくてあまり良くありません。耐久性に関してはヘタレにくくて5~10年と長持ちしますが、弾力は少しずつ落ちていきますよ。
高反発マットレスはどちらかというと腰痛の方に人気がありますので、興味がある方は腰痛対策に効果的なマットレスは?高反発と低反発を徹底比較!を参考にどうぞ。
低反発マットレスの特徴
低反発マットレスの素材は低反発ウレタンがほとんどです。低反発ウレタンはNASAが宇宙に飛び立つ宇宙飛行士の身体にかかる負担を減らすために開発されました。そのため、クッション性能が高く、身体の一部に負担がかかることがありません。
身体が沈んで寝ている姿勢が歪んだり、寝返りが打ちにくいというデメリットはありますが、姿勢の歪みが多きい方や寝返りができないような寝たきりの方には身体にかかる負担を和らげてくれます。
身体とマットレスが密着する面積が大きいため、通気性は低くて蒸れやすく、温度によって柔らかさも変わります。夏場の暑い時期は柔らかくなり、冬場の寒い時期に硬めになります。
じゃあ、高反発マットレスと低反発マットレスはそれぞれどんな人が合うの?選び方はあるの?
高反発マットレス合う人は若くて姿勢の歪みが少なく、硬めのマットレスが好きな人です。低反発マットレスが合う人は60歳以上で姿勢の歪みが大きく、柔らかめのマットレスが好きな人です。
高反発マットレスが合う人や低反発マットレスが合う人はいます。選び方としては年齢や姿勢の歪み、腰痛、身体の硬さ、好みの問題などがあります。
高反発マットレスが合う人 | 低反発マットレスが合う人 | |
年齢 | 40代以下 | 60代以上 |
姿勢 | 姿勢の歪みが少ない | 姿勢の歪みが大きい |
肩こり腰痛 | 肩こりや腰痛は軽度~中度 | 肩こり腰痛が重度 |
身体の硬さ | ある程度柔軟 | 柔軟性が低い |
睡眠状態 | 良く眠れている | 眠りが浅く、不眠傾向 |
好み | 硬めの寝心地が好き | 柔らかめの寝心地が好き |
基本的には姿勢の歪みや腰痛が弱い人は、寝ている姿勢が整う高反発マットレスが合います。実際にスポーツ選手など身体のコンディションを整えることに人一倍気を使っている人は高反発マットレスを使っています。
逆に姿勢の歪みや腰痛が強い人は身体に優しく負担がかからない低反発マットレスが合います。腰椎ヘルニアや脊柱管狭窄症など腰に機能的な問題がある場合はなるべく腰に負担がかからない低反発マットレスがおすすめですよ。
ただし、最も大切なのは自分の身体の感覚です。高反発マットレスがぐっすり眠れて目覚めも良いという方もいれば、低反発マットレスがしっくりきて疲れも吹き飛ぶという方もいます。
また、マットレスは必ずしも高反発と低反発に分かれるわけではないので、中には中反発のマットレスや高反発の中でもやわらかいものが合うという人もいます。様々なマットレスを試してみて自分に合ったマットレスを選んでくださいね。
結局、いろいろ試してみないとわからないってことね。それで他の人は高反発と低反発についてどんな意見があるの?
高反発マットレスは腰痛に良いと感じている方が多く、低反発マットレスは寝心地が良いと感じている人が多いですよ。
ツイッターで高反発マットレスと低反発マットレスの使い心地について調べてみました。
うちも一時期腰痛酷くて低反発とかに手を出したのですが、逆に悪化して高反発も使ってみました。
— Σp[【◎】]ω・´) (@mofumofugoronyn) 2018年6月17日
ところが高反発も結局は沈んでしまうので板最高となった訳です( ̄▽ ̄;)
圧力の分散は高反発のほうが良いと思うよ。低反発は沈みこんで疲れる気がした。
— どばとん△ (@Dobaton) 2018年6月18日
ためしに横になると高反発は肩が圧迫されてダメなんだよね。低反発の方がよかったの。今ネットを調べてみると高反発が良いって話ばっかりで、横向きで肩が痛いってのが全くなくて逆に不信感。そんなわけあるかいって。
— YGGR (@YGGR_DR) 2018年6月18日
分厚い3つ折り低反発マットレスの上に薄い高反発マットレス敷いたらいい感じに寝心地良くなった(∩´∀`)∩ワーイ
— タク@改修作業 (@0000taku0000) 2018年6月15日
低反発マットレスと 高反発マットレスを お店で 寝比べてみましたが 低反発マットレスは 沈み込んで 逆に 腰がしんどかったです😰 エアウィーブ、腰痛が 酷くて 寝返りも辛かった時に 反動が付く感じで動けるのが良いですよ。
— gemini.leo (@1205Muu) 2018年6月17日
マットレスは腰痛の場合、高反発で腰に隙間できないタイプだと、結構楽になりますよ。
— あきすけ@腰痛 (@bj5p) 2018年6月16日
低反発タイプはモノにより悪化する場合あります。
寝具売り場で実際に寝心地試すのをオススメします。
この時期になると低反発マットレスの暑さがじわじわと始まる。通気性ないから、低反発マットに接触してるところは暑くて上側寒いという体温調節脳が迷うパターン。通気性のいい新しい柔らかめのマットないかなー。普通の布団やと横向きに寝ると骨盤が痛くてダメで、高反発マットも同じ。
— シモッチ (@shimonomasanori) 2018年6月12日
せっかく購入したけど高反発マットレスには寝れないと判断💦
— toshiko (@310toshiko) 2018年6月11日
元の低反発マットレスに戻して
寝心地 確かめたら身体に超フィット🎵 気持ちいい✨
やっぱこっちだーー😆💕
寝心地大事👍✨
人によって合うものが違うと思うけど私は低反発使ってたら腰が沈んで腰痛になっちゃって(元々この布団なんか腰のすわりが悪いなあとは感じてた)たまたま店頭で見つけたマニフレックスって言う海外メーカーの高反発マットに変えたらかなり改善されたよ。布団と枕の相性もあるらしい。
— CACHO (@CachoMk_2) 2018年6月12日
試さないとわからないしお値段もそれなりなのに試せないの辛いですよね( ;∀;) 自分はテンピュール熱がこもって暑くなるのと低反発は余計に腰が痛くなったのでやめました…。今は高反発のマニフレックス使ってます。一度エアウィーブに寝たけど、かなり腰と肩が楽でした!
— 藤城 聖 (@hijiri_f) 2018年6月11日
いろいろな人の意見を見ると、腰痛の方は高反発マットレスで寝心地重視の方は低反発マットレスが良いようです。ただし、若者が多く使っているツイッターで調べてみたということもあって、ほとんどが若い人の意見です。
そのため、高反発マットレスが合うという人が多かったのですが、年配の方の意見が聞けるともっと低反発マットレスが好みの人の意見も聞けたかもしれません。
どちらにしろマットレスの使い心地には個人差がありそうですね。私は高反発マットレスで腰痛がかなり楽になったタイプなので高反発マットレスが気に入っていますが、もちろん低反発マットレスが合うという人もいます。
結局は様々なマットレスを試してみることで自分に合うものがわかってくるのかもしれないですね。
高反発マットレスの良い口コミと悪い口コミについて興味がある方は高反発マットレスの良い口コミと悪い口コミは?使用者が語る評判を参考にどうぞ。
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