腰痛対策におすすめのマットレスの硬さは?体重、姿勢、痛みで決める
朝起きる時に腰が痛いんだけどマットレスが合っていないのかな。マットレスはどのくらいの硬さが良いの?
腰痛対策には硬めのマットレスが良いと言われています。硬めのマットレスは寝ている姿勢が整いやすいからです。しかし、硬ければ良いというわけではなく、その人の姿勢や体重に合った硬さのマットレスが良いですよ。
マットレスには高反発から低反発まで様々な硬さのものがあります。マットレスが畳のように硬すぎると、寝ているときに腰が反ってしまいます。逆にソファーのように柔らかすぎると腰が沈んでしまいます。
もし、腰が反ったり沈んだまま1日約8時間も眠っているとどうなるでしょうか?腰に負担がかかって腰痛になることは避けられません。ですからマットレスの硬さはあなたに合った『適度な硬さ』のものを選ぶことが大切です。
ウレタンマットレスの硬さを判断する目安にN(ニュートン)という単位があります。マットレスには、私たち消費者がわかりやすいように、60Nや100N、140Nと硬さの目安が記載されているのです。
通常、110N以上の硬さがあるマットレスを高反発マットレスといい、75N以下の硬さのものは低反発マットレスと言います。ほとんどのウレタンマットレスにはこのNが記載されていますので、それを参考に硬さをイメージできますよ。
N(ニュートン) | 硬さ |
~75N(ニュートン) | 柔らかめ(低反発) |
75~110N(ニュートン) | ふつう(中反発) |
110N(ニュートン)~ | 硬め(高反発) |
ただし、実はこのN(ニュートン)で硬さを判断するのはあまり当てになりません(笑)。私は今まで様々なマットレスを使ってきましたが、N(ニュートン)が高いからといって硬いとは限らず、低いからといって柔らかいとは限らなかったのです。
マットレスは素材によっても寝心地がずいぶん変わるため、N(ニュートン)は硬さのだいたいの目安を見るくらいで良いと思いますよ。ではどのようにマットレスの硬さを決めたら良いのでしょうか?ポイントは3つあります。
- 体重に合った硬さを選ぶ
- 姿勢の歪みを合った硬さを選ぶ
- 腰痛の強さに合った硬さを選ぶ
体重に合った硬さのマットレスを選ぶ
腰痛対策に良い硬さのマットレスを選ぶときに最も参考になるのは体重です。
たとえば、同じ100Nの硬さのマットレスでも体重が50kgの女性と100kgの男性が使うのでは寝ている姿勢は大きく異なります。
体重に合って適度な硬さのマットレスを選ぶことが大切なのですね。体重と硬さ(ニュートン)の目安は以下の表の通りになります。
体重 | N(ニュートン) |
40kg | 100N~120N |
50kg | 120N~140N |
60kg | 120N~160N |
70kg | 140N~170N |
80kg以上 | 170N~ |
しかし、この表の通りの硬さが合わない人もいます。それは姿勢の歪みが大きい人や腰の痛みが強い人です。
姿勢の歪みを合った硬さのマットレスを選ぶ
姿勢の歪みが大きい人は硬めのマットレスは合いません。
たとえば猫背の人が硬めのマットレスで眠ると、曲がっている腰の部分に大きな負担がかかるため余計に腰が痛くなるのです。
特に猫背が強くて枕なしでは頭が浮いてしまうような方は、60N(ニュートン)以下の低反発マットレスが合います。姿勢の歪みもマットレスがしっかりと包んでくれるので、腰への負担は減ります。
姿勢の歪みは60歳を過ぎると大きくなってきます。姿勢の歪みが大きい高齢の方には柔らかいマットレスがおすすめですよ。
腰痛の強さに合った硬さのマットレスを選ぶ
腰の痛みがかなり強い方は柔らかめのマットレスが良いです。普段から腰の痛みが気になっている方は、硬めのマットレスで寝ると余計に身体を緊張させてしまいます。腰の違和感に敏感で硬いと気になってしまうのです。
特に以下の方は、柔らかめのマットレスが合いますよ。
- 腰の痛みで外出がおっくうになる
- 夜中に腰の痛みで目が覚めてしまう
- 仰向けになるのがつらい
このような方は柔らかくて腰に負担のかからないマットレスが合います。(詳しくは腰痛対策に効果的なマットレスは?高反発と低反発の比較?を参考どうぞ)
逆に普段から腰痛が気になるけど、生活に支障をきたすレベルではない方や姿勢の大きな歪みがない方なら、硬めの高反発マットレスが良いです。
高反発マットレスの硬さを比較したい方は、硬さで選ぶ高反発マットレス比較表を参考にされてみてくださいね。
適度な硬さが大切なのはわかったわ!硬さ以外にも腰痛対策に良いマットレスの選び方はあるの?
腰痛対策としてマットレスを選ぶ場合、硬さ以外にも体圧分散機能、マットレスの厚さ、寝返りの打ちやすさなどが大切です。
腰痛に効果的なマットレスを選ぶときは、以下の3つもポイントになります。
- 体圧分散機能
- マットレスの厚さ
- 寝返りの打ちやすさ
体圧分散機能
体圧分散機能とは身体にかかる圧を分散してくれる機能のことです。体圧分散の優れたマットレスは、身体の圧が一点に集中しないため、腰にかかる負担が減ります。
この体圧分散機能が高いマットレスは、身体全体がしっかりと支えられているような感覚で寝心地がとてもよくなります。たとえば、170Nの硬さがあるマットレスでも体圧分散機能が高いものは、硬く感じにくいです。
体圧分散機能についてはマットレスの体圧分散機能ってなに?メリットとデメリットは?を参考にどうぞ。
最近は腰痛対策のマットレスとして様々な高反発マットレスが販売されています。そのようなマットレスは、体圧分散機能がついています。腰痛対策としてマットレスを選びたい方は、硬さよりもこの耐圧分散があるかどうかを参考にした方が良いです。
私は様々な硬さのマットレスを使いましたが、同じN(ニュートン)のマットレスでも体圧分散がされているかで寝心地はだいぶ変わりますよ。
マットレスの厚さ
意外と大切なのがマットレスの厚さです。柔らかいマットレスでも、厚さの薄いマットレスは腰に床の硬さが伝わって硬く感じます。
逆に硬いマットレスでも厚さがあるマットレスほど意外と柔らかく感じます。マットレス選びの際は10cm以上の厚さがあるマットレスが良いですよ。
寝返りの打ちやすさ
寝返りは腰の緊張をほぐしたり、血流を良くして腰痛をやわらげてくれます。詳しくは、寝返りの驚きの効果!高反発マットレスと寝返り体操で腰痛改善を参考にどうぞ。
寝返りは硬いマットレスほど楽になります。柔らかいソファーは寝返りが打ちにくいのをイメージするとわかりやすいと思います。
高反発マットレスはマットレスが身体を押し返す力が強く、寝返りが打ちやすくなります。もともと高反発マットレス自体が、寝返りを打ちやすくするために作られていますので、反発力が高いほど寝返りは楽々になりますよ。
結局、どのマットレスが腰痛対策に良いの?
腰痛対策に効果的な高反発マットレスの中ではモットンがおすすめです。モットンは日本人の体形を研究し、腰痛対策のために作られた高反発マットレスです。
モットンは元プロ野球選手の山本昌さんが愛用している高反発マットレスです。腰痛対策として購入する方がほとんどであり、使用者の94%が満足している人気の高反発マットレスです。
体重や好みの硬さに合わせてN(ニュートン)を選べるのも良いですね。
さらにモットンは90日間お試し期間があります。もしモットンを使用して合わなければ、返金保証がついているので安心です。
マットレスが自分に合うか心配という方は、お試し期間や返金制度のあるマットレスを購入すると良いですよ。
返金制度がある高反発マットレスは以下のものになります。使ってみた体験談もありますので興味がある方は参考にどうぞ。
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