高反発マットレスはベッドマットレスに重ねて使っても大丈夫?
高反発マットレスはベッドマットレスの上に重ねても大丈夫?
重ねて使うことは可能ですが、あまりおすすめしません・・・。高反発マットレスはベッドカバーと異なり、マットレス自体で寝心地や反発力が丁度良いように作られています。
硬すぎるマットレスでは腰が浮いてしまいますし、柔らかすぎるマットレスでは腰が沈んでしまいます。どちらも寝ている姿勢が歪むため、寝心地が悪くなるだけでなく睡眠の質まで落ちてしまいます。
高反発マットレスは高い反発力によって寝ているときの姿勢が整うように作られています。
そのため、マットレス単体で適度な反発力となるように作られており、基本的には単独で使う方が良いのです。
もし高反発マットレスを柔らかいベッドマットレスの上に敷いてしまうと、せっかくの反発力も落ちてしまいます。寝ている姿勢も歪みやすくなり、寝心地自体が変わってしまいます。特に以下の3つの点に当てはまる場合は重ねて使用しない方が良いです。
- 下敷きのベッドマットレスが柔らかすぎる
- 下敷きのベッドマットレスがすでにヘタっている
- 3つ折りの高反発マットレスを使用する
下敷きのベッドマットレスが低反発マットレスのように柔らかすぎる場合は、特に圧力のかかる腰の部分が沈みます。これでは、正しい寝姿勢や寝返りも困難になってしまいます。また、ベッドマットレスがすでにヘタって沈んでいる場合も高反発マットレスがすぐに変形してしまいますので注意です。
出典:寝・窓工房ユーキ
せっかく高反発マットレスを使っても沈みこんでしまって意味がないどころか腰痛が悪化する場合もあります・・・。
また、3つ折りの高反発マットレスはベッドマットレスに重ねると折り目の部分が極端にヘタってしまいます。ですので3つ折り高反発マットレスは床やスノコの上に敷いて使用するのがおすすめです。
高反発マットレスは重ねない方が良いのね。でも重ねて使っても良いという高反発マットレスもあった気がするけどどうなの?
マットレスの厚さが8cm以下の薄いものは重ねても大丈夫です。薄いマットレスは重ねた方が寝心地が良くなることもありますよ。
厚さが8cm以下のマットレスは単独で使うと底付き感を感じやすいです。背中にベッドフレームの硬さを感じやすいので寝心地が悪くなるのです。そのため、薄いマットレスはベッドマットレスの上に重ねて使うことで、寝ている姿勢が整いながら寝心地が良くなることもありますよ。
逆に厚いマットレスは重ねて使うと変形しやすいので注意です。また、通気性が悪くなってカビやすくなりますので厚いマットレスは単独で使ってくださいね!
このサイトで紹介している高反発マットレスでいうと雲のやすらぎとマニフレックスは重ねない方がいいですよ。マットレス自体が厚いので、寝心地が変わってしまいます。
逆に39デザインマットレスやエアウィーヴは薄くて通気性も良いので重ねても問題ありません。
低反発マットレスのトゥルースリーパーも単独で使うには薄いので重ねた方が良いですよ。もともと通気性が良くないので少し蒸れやすくなりますが寝心地はふわふわになります。
もし高反発マットレスの寝心地が悪い場合は重ねて使っても大丈夫?
高反発マットレスに眠ると硬すぎて寝心地が悪く感じる方もいます。そのような方はマットレスを重ねて寝心地を調整することができます。
たとえば、同じ高反発マットレスでも体重が50kgの女性と100kgの男性が使うのでは腰の沈み具合が異なります。体重の軽い人は高反発マットレスだと硬すぎると感じることがあるのです。
そのような場合は、高反発マットレスの下に柔らかい素材のマットレスを敷いたりすることで寝心地を調節することができます。ただし、可能であれば最初から体重に合ったマットレスを選ぶ方が良いですね。
マットレスの硬さはN(ニュートン)いう単位で表します。ほとんどのマットレスにはこのN(ニュートン)が記載されています。
体重 | N(ニュートン) |
40kg | 100N~120N |
50kg | 120N~140N |
60kg | 120N~160N |
70kg | 140N~170N |
80kg以上 | 170N~ |
マットレスの硬さやN(ニュートン)について詳しく知りたい方は硬さで選ぶマットレスの見極め方!ぐっすり眠れる硬さは?を参考にどうぞ。
高反発マットレスは基本的には重ねて使用しない方が良いですが、寝心地が悪い場合はあなたの好みの硬さに調節した方が良いですよ。
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