寝心地最高の快眠マットレスを選ぶ7の方法
とにかく気持ち良くぐっすり眠りたいの。寝心地の良いマットレスってどんなマットレスなの?
寝心地の良いマットレスは人それぞれ異なります(笑)。「最初っからそれかい!」という声が聞こえてきそうですね(笑)。まずは寝心地が良い快眠マットレスの基本的な条件からお伝えします。
寝心地の良いマットレスには7つの条件あります。多いのでざっと流してもオッケーです(笑)。
- 寝姿勢が良い
- 寝返りが打ちやすい
- 体圧が分散される
- 通気性が良い
- 身体がリラックスできる
- 厚さがある
- 耐久性がある
寝姿勢が良い
寝ている姿勢がまっすぐのマットレスは快眠できます。マットレスから腰が浮いたり、逆に腰が沈んだまま眠ると体内の血流循環が悪くなったり、身体がこわばって緊張します。腰が沈むような柔らかすぎるソファーに寝たら、身体がだるくなったという経験は誰にでもあると思いますがそんな感じです。
理想的な寝姿勢は立った時の姿勢と同じで背筋が伸びる姿勢です。正しい姿勢で眠ることができると身体はとてもすっきりして目覚めも良くなりますよ。
また、寝ている姿勢は横向きに寝る時も背骨がまっすぐになるような姿勢が良いです。
仰向けになっても横向きになっても正しい姿勢で眠ることができるマットレスが良いですよ。
寝返りが打ちやすい
私たちの身体はたとえ姿勢が悪くて血流が滞っても寝返りを打つことで筋肉をほぐし、血流を良くして身体の疲れを癒しています。そのため、寝返りが打ちやすいようなマットレスは寝心地が良くなります。
寝返りの打ちやすいマットレスには高反発マットレスや硬めのマットレスなどがあります。寝返りはマットレス以外にも枕との相性もあり、程よい硬さと枕の高さが適切であれば快眠できますよ。
体圧が分散される
私たちが仰向けで寝た場合、身体にかかる圧は腰(44%)と胸(33%)に多くかかります。そのため、体圧が分散されないマットレスでは腰と胸に負担がかかることは避けられません。
そのため、腰と胸の負担を和らげるために身体にかかる負担を分散させる必要があります。よく下の図のように表せることがありますが、身体の一部に負担がかからないマットレスは柔らかくて心地よい寝心地になります。
体圧を分散させる機能は基本的に柔らかいマットレスほど高く、硬いマットレスほど低くなります。
通気性が良い
通気性が良いマットレスは心地よく眠ることができます。私たちは毎晩や200cc(コップ1杯分)の汗をかいています。そのため、通気性の悪いマットレスは蒸れてしまいます。
さらに、蒸れたマットレスは寝心地が悪いだけでなく、カビが生えやすくなるなどとても不衛生です。布団の中は夏冬問わず33℃程度、湿度は50~60%程度が快眠には良いとされています。
体温よりも少し低い温度ですので、マットレスは、通気性が良くて湿度が高くならないものが良いのです。
身体がリラックスできる
たとえば新品のウレタン製マットレスはとても変な匂いがすることがあります。ウレタンを膨らませる時に使う炭酸ガスの匂いらしいのですが、匂いが臭いマットレスは寝心地以前の問題です。
これはカビ臭いマットレスも同じで、なるべくリラックスできるマットレスの方が快眠できるでしょう。リラックスできるマットレスとは匂いや凸凹がなく、肌触りが良いようなマットレスですよ。
参考:sleepstyles
厚さがある
マットレスは厚さ10cm以上のものを使用するのがおすすめです。マットレスの厚さが10cm未満のものは底付き感を感じて腰を痛めやすくなります。ペッタンコのせんべい布団のように腰に負担がかかる感覚があるのです。
マットレスは基本的に厚ければ厚いほど寝心地が柔らかくなります。ついでに価格も高くなります(笑)。
耐久性がある
耐久性の高いマットレスは寝心地の良い状態が長続きします。逆に耐久性が低いと寝心地がすぐに変わってしまいます。
たとえば低反発マットレスなどは耐久性が低く、2~3年でヘタレてしまいます。ヘタレやすいマットレスは寝ている姿勢が歪んだり、寝返りの打ちにくさにつながるため、耐久性の高いマットレスの方が寝心地の良さも長期間続きます。
マットレスの寝心地は素材によって異なる
このように快眠のできるマットレスには様々な条件があります。それらはマットレスの素材によって決まってくるため、現在は様々なマットレス素材が開発されています。一般的に使われているマットレスの素材にはスプリング素材、ポケットコイル素材、高反発ウレタン素材、低反発ウレタン素材、ラテックス素材などがありますよ。
マットレスの素材ごとの特徴について興味がある方はマットレスの素材別特徴と選び方は?を参考にどうぞ。
マットレスの素材ごとの特徴を簡単に示すと以下のようになりますよ。
寝姿勢 | 寝返り | 体圧分散 | 通気性 | リラックス | 厚さ | 耐久性 | |
スプリング |
○ | ◎ | △ | ◎ | 〇 | ◎ | ◎ |
ポケット |
◎ | 〇 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 〇 |
高反発 |
◎ | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ◎ |
低反発 |
△ | △ | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
ラテックス |
◎ | ◎ | ◎ | △ | 〇 | 〇 | 〇 |
マットレスの素材ごとの特徴を見るとわかると思いますが、マットレスに関しては全てそろった完璧な素材というものはありません。寝姿勢が整うマットレスは硬めで体圧分散は低くなりますし、体圧分散に優れたマットレスは柔らかくて寝返りが打ちにくくなります。
そのため、あなたの好みに合ったバランスのマットレスを探すことが最高の寝心地のマットレスを選ぶコツなのです。
結局どうすればよいの?何か参考になる基準みたいなものはないの?
たとえば子供に合うマットレスやスポーツ選手に合うマットレス、腰痛持ちに合うマットレスなど個人の特徴に合ったマットレスはありますよ。
たとえば以下のような方たちにとって合うマットレスはあります。
- 子供
- スポーツ選手
- 健康な成人
- 不眠傾向の人
- 腰痛持ち
- 姿勢の歪みが強い人
- 体力が低下した高齢者
子供
子供にとって大切なのは寝ている姿勢と通気性です。子供は身体も柔軟なため、硬めのマットレスでもぐっすりと眠ることができます。また、汗っかきなため通気性が良いものがグッドです。時々おねしょをしたりすることがあれば、衛生面でも洗えるエアウィーブがおすすめです。
子供が快眠できるマットレスに興味がある方は子供の睡眠の質を最高に高める高反発マットレスランキング。を参考にどうぞ。
スポーツ選手
スポーツ選手は体格も良く、骨格もしっかりしているためかなり硬めのマットレスが良いです。普通のマットレスでは体格の良いスポーツ選手は身体が沈んでしまって寝ている姿勢も崩れてしまいます。スポーツ選手に人気の高いマットレスとしてはスリープマジックがあります。
スポーツ選手が快眠できるマットレスに興味がある方はスポーツ選手やアスリートにおすすめのマットレスは?ベスト5!を参考にどうぞ。
健康な成人
健康的な成人は先ほど紹介した基本的なマットレスの選び方を参考にして、あとは好みの問題になってきます。寝ている姿勢が整うような硬めのマットレスを選ぶと良いですよ。
不眠傾向の人
不眠傾向の方はリラックスできるマットレスを選ぶ方が良いです。寝つきが悪かったり眠りが浅い方は、とにかく身体をリラックスさせて心地よいと感じるマットレスが良いので柔らかめのマットレスが合います。柔らかめでぐっすり眠れるマットレスとしては雲のやすらぎが人気ですよ。
腰痛持ち
腰痛持ちの方は寝ている姿勢が整い、寝返りもスムーズに行えるマットレスが良いです。基本的には硬めのマットレスが合いますが、腰痛が強かったり椎間板ヘルニアなどの疾患がある場合は柔らかめのマットレスが良い場合もあります。腰痛対策専用に開発された高反発マットレスとしてはモットンが人気ですよ。
腰痛と高反発マットレスについて興味がある方は腰痛持ち必見!高反発マットレスで腰痛は改善するの?を参考にどうぞ。
姿勢の歪みが強い人
姿勢の歪みが強い人は体圧が分散できるマットレスで身体にかかる負担を和らげる方が快眠できます。猫背など背中の曲がりが大きいと曲がった部分に大きな負担がかかりますのでトゥルースリーパーのような柔らかいマットレスがおすすめですよ。
マットレスと姿勢の歪みに興味がある方は高反発マットレスで姿勢の歪みを整える!を参考にどうぞ。
体力が低下した高齢者
体力が低下した高齢者は中反発マットレスのように寝ている姿勢を整えながら、寝返りをサポートしてくれるマットレスが合います。体力が低下してくると寝返りが行いにくくなるため、反発力がありながらも身体に負担がかかりにくい中反発のマットレスがぐっすり眠れるでしょう。
高齢者の健康に良いマットレスに興味がある方は高齢者向けマットレスの選び方!健康に良いマットレスは?を参考にどうぞ。
寝心地最高のマットレスの選び方は?
心地よいマットレスでぐっすりと眠れるって幸せなことですよね。快眠のできるマットレスには『寝姿勢が良い』や『寝返りが打ちやすい』、『体圧が分散される』、『通気性が良い』、『リラックスできる』、『厚さがある』、『耐久性が高い』など7つの条件があります。
ただし、あなたの体型や状態、好みによっても少しずつ心地よいと感じる範囲が変わってきます。いろいろなマットレスを試しながらあなたに合った最高のマットレスと出会えると良いですね。
最近、人気の高い高反発マットレスの選び方について興味がある方は高反発マットレスの選び方は?5つのポイントをチェック!を参考にどうぞ。
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